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人生の休暇中。 グラフィック、WEBデザインのお仕事をしていました。 デザインのコト、趣味の写真や旅のコト、暮らしの中で見つけた素敵なモノゴトを気ままに綴っています。

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心に響く 素敵なキャッチコピー6選。[長編]


心に響く 素敵なキャッチコピー 第2弾。

今回は、長編コピーをご紹介したいと思います。

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1. 牛乳石鹸 

 

さ、洗い流そ。

 

絶対に勝つ。

そう言い聞かせて、

血の滲むような努力を重ねてきた。

 

負ける気がまったくしない。

自信にあふれかえっていた。

それでも敗れることはある。

敗北とは無情なものだ。

 

でも、本当の勝負はそこから始まる。

この敗北と向き合い、受け止め、

糧にして、次の勝負へ向かっていく。

 

さ、洗い流そ。人生は長い。

いつだって挽回できる。

「あの時、負けてよかった」。

そう思える、その日のために。

 

自信を持って望んだ戦いに負けたとき、悔しくて仕方がない。心が折れてしまったときに、気持ちを切り替えるのは、正直難しくて、誰かのせいにしたり、すべてのやる気を失ってしまったり。。。

そんなときに、このコピーを読んだら、きっと元気になれる気がします。むしろ、元気が沸いてきそう。

明日から、またがんばろうと気持ちを前向きにさせてくれるコピー。

 

2. 長野時計店

 

にんげんの時間

 

ひとりがすると1時間かかることを、

ふたりでやれば30分で終わる。

ひとりがやると1ヶ月かかることを

30人でやれば1日で終わる。

 

人類が何千年かけても

まだできないこと

みんなでやれば

1日で終わるかもしれない。

そう、平和なんて、

1日あればできるはず。

 

時に、チカラを。

宝石 時計 長野

 

 

 

時の商人

 

その商人が時を売っていた。

「いらっしゃいませ。時はいかがでしょうか?1分から承ります」

ある女は1週間買った。

 

1週間買った女は、それを海外旅行に使った。

「10年ほしいのだがね」

ある老人は商人に聞いた。

「10年だと、すこし値がはりますが」

「かまわん。10年ぶんよこせ」

10年買った老人は、

それを病気の妻に譲った。

 

時に、ドラマを。

宝石 時計 長野

 

2つご紹介しました。どちらもドラマチックな素敵なコピー。腕時計をつけたタレントさんがにっこり微笑むだけの広告とは一線を画した、信念を感じる広告コピーだと思います。

 

3.  BEAMS  35周年キャンペーン

 

恋をしましょう

 

みなさん恋をしましょう

誰かを好きになりましょう

そして自分を好きになりましょう。

 

みなさん恋をしましょう。

それは世界を新しくしますから。

知らなかった歌を好きになったりしますから。

ゴハンが美味しくなったりしますから。

深呼吸の意味を変えたりしますから。

それは嘘の悲しさを教えてくれますから。

 

たとえそれが終わっても、きっと何かを残してくれたりましますから。

さあ、年齢を超えましょう。

性別を超えましょう。国籍を超えましょう。

経験を超えましょう。

みなさん恋をしましょう。

地球は愛が救ってくれますから。

恋をしましょう

 

こんなにも、恋を正面からとらえた長文のコピーは珍しいのではないかと思います。恋をすると、朝起きるのが苦ではなくなったり、嫌な仕事も笑顔でこなせたり、週末が楽しみになったり、いろんなコトが明るい方向へ変わります。

 

ときには、自分だけで解決できない問題に遭遇したり、夜も眠れないほど悩まされたり。それでも、誰かと向き合い、自分と向き合うことで、いつの間にか自分を成長させてくれてたりします。

 みんなが恋をしたら、世界がすこしだけ良くなるかもしれません。 

 

4. 宝島 企業広告2009

 

女性だけ新しい種へ。

 

この国の新しい女性たちは、

可憐に、屈強に、理屈抜きに前へ歩く。

この国の女性たち。

別の言い方で「女の子」、あるいは「女子」、あるいは「ガールズ」。

 

彼女たちのファッションは、もう男性を意識しない。

彼女たちは、もう男性を見ない。

もう自分を含めた女性しか見ない。

彼女たちのファッションは、もう欧米などに憧れない。

それどころか海外が、自分たちに驚きはじめている。

でもそのことすら気にもかけない。

 

彼女たちはもう、「年齢を捨てなさい」などという言葉など持っていない。

そんなこととっくに思っている。

いや、もうとっくに実現している。

このままいくと、女性と男性は、どんどん別の「種」に別れていくのではないか。

 

いつか、女性は男性など必要とせずに、

自分たちの子孫を増やしはじめるのではないか。

彼女たちは新しい種として、

これからますます闊歩し、飛躍し、謳歌していく。

 

さてもう片方の種は、果たしてどこへ行くのだろうか。

それとも、指をくわえたまま、どこへも行かないのだろうか。

世界で、ある意味、もっとも平和で、

もっとも進化した、この不思議な国で。

 

発行部数No,1へ。宝島社の女性誌

 

宝島という会社になぜ勢いがあるのか。

雑誌が売れない売れないと言われている中、なぜ宝島の女性誌が売れているのか。その答えが、このコピーに表れているように感じました。宝島で働いている女性は、きっと心から仕事を楽しんでいて、そして女性として強く生きているのではないでしょうか。

 

5. Honda

 

頑張っていれば、いつか報われる。

持ち続けていれば、夢は叶う。

そんなのは幻想だ。

 

たいてい、努力は報われない。

たいてい、正義は勝てやしない

たいてい、夢は叶わない。

 

そんなこと、現実の世の中ではよくあることだ

 

けれど、それがどうした?

スタートはそこからだ。

 

新しいことをやれば、必ずしくじる。腹が立つ。

だから、寝る時間、食う時間を惜しんで、何度でもやる。

 

さぁ、昨日までの自分を超えろ。

昨日までのHondaを超えろ。

 

ここ最近もっともぐっときたコピーです。はじめて読んだとき、涙が出そうになりました。日本の将来は暗いとうのが、当たり前になっていました。

失敗しても、うまくいかなくても、それでも挑戦しつづけた先に結果がある。今までだってこの国はそうやって強くなってきたのだから、

あきらめないで挑戦しつづけていいんだ、と教えてくれるコピー。

 こんなことで負けるもんか。人生いろいろあるけど、明日からまたがんばろう。

 

6. JR東日本

 

かつてニッポンが変わる時、世界が変わった。

夢の超特急が走る時、時代が加速した。

 

メイド・イン・ジャパンには、夢を実現にする力がある。

 

その力は今も、失われてなんかいない。

失っているのは自信だけだと思う。

 

むしろニッポンは、少し大人の国になった。

環境とかカルチャーとか、できることも増えた。

立ち止まっていても、はじまらない。

 

もういちど、上を向いて歩こう。遠くへ向かって走り出そう

まもなくニッポンは、新しい速さと快適さを手に入れる。

またひとつ私たちは、夢を実現にする。

 

ーー2011年3月5日、東北新幹線E5系「はやぶさ」デビュー

 

原宿駅でこの広告を読んだとき、たちどまって何度か読み返してしまいました。

そのくらい心に残ったコピー。インターネット上でも評判がよく、元気が出た、とか勇気が沸いたという書き込みが多くありました。

毎日をがんばる、大人に刺さるコピーだと思います。

 

最後に

心揺さぶられるものから、ほっとできるものまで6つの企業の広告コピーをご紹介しました。

こうして、素敵なコピーを見ていると良い刺激を受けることができます。自分ももっとがんばらないと、という気持ちにさせてくれますね。

 

 

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