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365days

人生の休暇中。 グラフィック、WEBデザインのお仕事をしていました。 デザインのコト、趣味の写真や旅のコト、暮らしの中で見つけた素敵なモノゴトを気ままに綴っています。

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デザイン業界の本音。残業や産休、収入など本当のトコロ。


6年ほど、広告を中心としたデザインの仕事をしてきて、外から見ているだけでは分からない本当のトコロを書いてみようと思いました。残業代や気になる年収まで公開します。

 

デザイン業界の本音。残業や産休、収入など本当のトコロ。

 

デザイン業界の闇?

今回は、この問題に触れるつもりはなかったのですが、この記事を書くにあたってデザイン業界に対してどんなイメージがあるんだろうと思い、ためしに検索してみました。「ブラック」や「残業」というのは予想していたのですが、「闇」「癒着」という検索ワードがあまりにも多く出てきたので、少しだけ触れておこうと思います。

 

日本の広告では、突飛なアーティステックなデザインよりも、クライアントの担当者が上司に安心してプレゼンできるベタなデザインが好まれることが多いです。無名のデザイナーが作ったクリエイティブなモノより、今回は、あの有名デザイナーがデザインを担当しました、とか今、大人気のタレントを使いました、と言った方がデザインが通りやすいという事実があります。そのため、一部のデザイナーに仕事が集中し、結果、広告賞が毎回同じような顔ぶれということが起こりえるのだと思います。

 

日本人の国民性として、良くも悪くもブランド好きで、広告に関しても「クリエイティブ < 肩書き」という構図になっているんですよね。

 

これは映画業界など、他の業界でも似たようなことが起こっていると感じます。

日本の家電メーカーがガラパゴスだと言われているように、広告業界も海外からはガラパゴスと言われています。国内の家電メーカーの争いに、アップルやダイソンが加わったときのような大きな出来事が広告業界でもおこらないと、根本的には変わらないのもしれません。

オリンピックのエンブレムについては、新しいエンブレムが決まったらそれも含め、あらためて記事にしたいと思います。

 

 

デザイナーの就業時間と残業。

さて、ここからが本来書こうと思っていた内容です。私が働いた会社は、2社ともポスターや、ロゴ、パンフレットなど紙もののデザインを主としながら、WEBサイトも作るというスタンスでした。

始業時間は、2社とも10時でしたが、だいたい10時半ころに会社に着いていたと思います。

お昼は1時間で、12時に行く人もいれば13時に行く人もいて、特に細かい決まりはなく、時間面では他の業界とくらべても割と自由で、グレーゾーンながら午後出社も許されていました。

終業時間は19時でした。ぴったりに帰ることは少なかったですが、どちらの会社も仕事さえ終わらせていれば、はやく帰ることを歓迎しており、2社目の会社は、22時以降の残業は禁止でした。

 

周りのデザイナー仲間でも、終電帰りはたまに聞きますが、徹夜で朝まで仕事、というのは、今はほとんど聞きません。私自身、新卒の頃に1度と、無茶ぶりの仕事の計2回だけ、朝までかかって仕事をしたことがありますが、それ以外では1度もありませんので、昔のようにデザイナーは徹夜あたりまえという環境ではなくなっています。

ひとりのデザイナーを育てるのには少なくとも3年はかかります。

2~3年で入ってきた人が次々辞めていってしまう環境では、社内にノウハウが蓄積されませんし、デザイナーがコロコロ変わると、この会社大丈夫かな、とクライアントも不安になります。人を育てる時間や費用、クライアントからの信頼などを考えると、良い環境をつくって長く良い仕事をしてもらった方が良いという考えに業界全体が変化してきていると思います。

 

 

デザイナーに残業代は支給される?

残業は減らす方向に動いているものの、私が働いた会社では、2社とも残業代はでませんでした。

派遣社員をのぞいては、デザイナーで残業代が出る会社は少ないと思います。制作会社は本当にたくさんあり、WEB系の会社もどんどん増えて、価格破壊がおこっているのが現状だと思います。残業代を出そうと思っても出せないというのが、デザイン会社の本音なのではないでしょうか。

私がいた会社では、正社員よりも派遣社員の方が、給料が高いと噂になることが実際ありましたし、プライベートな時間がほしいからとあえて派遣社員を選択する人もいました。

どうしても残業代がほしいという方は、インハウスのデザイナーを狙うという選択肢もあります。

 

 

デザイナーの収入はどのくらいあるの?

http://www.flickr.com/photos/29468339@N02/4634443529

photo by @Doug88888

 

お給料ですが、2社目の会社では年収450万でした。ボーナスと決算賞与がありそれを含めた額で、手取りではありません。新卒のころは、月収20万(年収300万くらい)でぎりぎりの生活だったので、ある程度の年数を重ねて普通に仕事がこなせるようになると、この位もらえるんだなと参考にしていただけたら幸いです。

 

転職活動をした際に、色々なデザイン事務所の求人を見ましたが、年収がもっと高いところもありましたし、もっと安いところもあったので、30代前半でこの額だと中間くらいだと思います。他の職業とくらべてしまうとデザイナーの年収はあまり高くないのが現実かと思います。

 

 

結婚しても仕事を続けられる?

http://www.flickr.com/photos/57768536@N05/11002352873

photo by Theen ...

女性の場合、結婚しても仕事を続けられるかどうかは大きな問題ですよね。私が働いていた会社の場合、女性で結婚している人は1~2割程度だったと思います。子供を持って働いている人はいなかったですが、産休をとっている人は2人いました。会社も産休中の方に対して、子供を産んだあとも仕事を続けてほしいと思っていたようで、その方も時短での復職を希望されていました。

 

現実的に、結婚をしても旦那さんの理解があれば、共働きで仕事を続けることはできると思いますが、子供ができるとそれ以前と同じペースで仕事を続けるのは難しいのではないかと思います。

ただ、子育て世代を支援しようという会社が増えてきているのは事実ですし、働き盛りの年齢で会社を去られてしまうのは、会社としてもマイナスだと思うので今後、変わっていくと嬉しいですね。

 

 

最後に

私が専門学校に通っていたころ、先生に聞いていたデザイン業界のイメージ(毎日朝まで働いて、会社で寝泊まりして、ご飯を食べる時間もない)は、今はなくなってきていると思います。まれに同業者で飲んだときに、あの会社はそうらしいといった噂を聞くことはありますが、かなり減ってきていると思って間違いないです。

ただ、新しくできる会社が乱立しており、出来て間もない会社は、どんな仕事も全力で取りにくるので、結果安い価格で仕事を引き受けて、業界全体の価格破壊に繋がっている部分はあると思います。デザインの会社は、パソコンひとつで勝負できますし、幼いころからインターネットに触れている世代の社会進出により、この流れは今後も続いていくと思います。

デザイナーは、自分の得意分野の技術を磨きながらも、コミュニケーション能力や人を束ねるチカラをつけていかなければいけないと強く思います。

 

 

www.365days-with.com

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